必見!東京都心で見送る“別れの空間”      

 最近首都圏ではご高齢の方々の単身・小家族世帯で、またご近所とのお付き合いも少ないなどの理由から家族・親族や親しい知人だけで故人を見送る「家族葬」が増えています。同時に不満や不信のなかで支払われる現状のお葬式費用に対しても苦痛を感じているという人が増え、これもその一因にあると思われます。これでは「心の不安」は高まるばかりです。

そんな中、注目され始めたのが『宿泊型』家族葬の考え方とその実施です。
葬儀社や寺院の葬儀斎場は、ほとんどが劇場スタイル(祭壇と遺族・会葬者の分離)でなおかつ、付き添いには宿泊許認可を取得していないいわゆる『仮眠』設定です。そこでは故人に寄り添いしみじみと葬送の想いを心に留めるなど、大切な時間を過ごすことができません。このような従来型の葬儀斎場とは異なり、注目されてきたのが、小規模で『宿泊型の家族葬』を営むという要望です。

この『宿泊型』では、祭壇規模や会葬者接待などの対応は問題ではありません。ご遺族・ご縁の方々がその方たちだけの占有空間でゆっくりとお別れの一夜を過ごしていただくことを第一の目的にしています。そのシンプルさがなにより意味のあることで、できるだけご自宅の延長線上で過ごしていただけるような、空間の配慮やゆとりの時間を基本にしています。施行までの数日間、ご遺体の保管安置も含めて、あわただしくことを進めないということです。

ですからその斎場の場所や立地は、必ずしも現在のお住まいの近くでなければならないというものではなく、むしろ身近な方々に来ていただきやすい交通至便な場所であればよいわけです。


これまでこういった宿泊型施設をご利用されたご葬家の方々に事後の感想をお聞きしたなかで・・

  • 『自宅のように故人とともにゆっくりと時間を過ごせたのが何よりよかった。』
  • 『遠くの親戚が自宅よりも集まりやすい場所で、良かったといってくれた。』
  • 『夜にお別れ会をして、故人の好きだった音楽を演奏してもらった。感慨深く思い出をかみしめた。』
  • 『遠方からの親戚も一緒に宿泊できて、気兼ねなく深夜遅くまで語らうことが出来た』
  • 『子供や孫たちにとっても非常に良い体験だったのではないか。通夜を通してあらためて日本のお葬式の原点に触れたようだ。』・・といったような感想が多くありました。

コメンテータで葬祭カウンセラーの第一人者・二村祐輔氏は言う。「永年日本人が培ってきた感性や文化の中で、今忘れ去られそうな葬送の本来的意義が見出せる。つまり故人を中心とした『さようならの配慮』を遺族がしみじみと受けられる空間がそこにはある。形骸化して儀礼価値が喪失している都会のお葬式に、意味のある一石を投じた斎場であると思う。仏式などの宗教儀礼も踏まえて、十分に個性的なその人らしいお見送りができる。使用料など支払いも十分にその費用価値を見出せるのでは。」と。

今夏、そんな都心での宿泊型家族葬専用施設を皆様に見学していただける機会がありますので、是非この機会に足を運んでみてください。前述の二村祐輔氏の「家族葬セミナー」も当日聴講できますので、ご高齢者を家族に持つ方や、将来のご自身の「こころづもり」のためにと思いの方には大変参考になると思います。オープン見学会と家族葬セミナーの詳細はこちらから